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ちいかわの新作アニメはなぜ休止?2027年1月再開予定、10月からのリバイバル放送と「なんとかバニア」編、映画165億円の大ヒット


フジテレビ系「めざましテレビ」で放送されているアニメ「ちいかわ」の新作が、10月2日から一時休止しています。「なぜ休止?」「いつ再開?」「その間は何が放送されるの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。

この記事では、フジテレビとアニメ公式の発表、報道をもとに、休止とリバイバル放送の内容、映画の大ヒットまで、ちいかわの今をまとめます。

要点

  • 新作アニメは10月2日から一時休止し、2027年1月に再開予定。休止中は過去のエピソードをリバイバル放送する。
  • リバイバルの最初のシリーズ回は、人気の「なんとかバニア」編。
  • 『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』は興行収入165.2億円、観客動員1133万人の大ヒットとなり、フジテレビの社長も作者を「本当に天才」と評した。

新作アニメは10月2日から一時休止、再開は2027年1月予定

テレビアニメ『ちいかわ』は、フジテレビの朝の情報番組「めざましテレビ」の中で、毎週火曜日と金曜日に放送されている短編アニメです。2022年4月に放送が始まり、4年以上にわたって朝の人気コーナーとして親しまれてきました。

オリコンやコミックナタリーなどによると、この『ちいかわ』は2026年10月2日(金)から新作アニメの放送を一時休止し、過去に反響の大きかった物語をもう一度放送する「リバイバル放送」を行います。リバイバル放送は12月25日(金)まで続き、新作アニメの放送は2027年1月に再開する予定です。

休止の理由は公表されていない(放送終了ではない)

多くの方が気になっているのが、休止の理由です。しかし、今回の発表では、新作アニメを休止する理由は説明されていません。フジテレビの清水賢治社長は、発表と同じ9月25日の定例会見で『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』のヒットについて語りました(スポーツニッポン)。映画は興行収入165億円を突破し、歴代興収ランキングの15位に入っています(オリコン。ただ、新作アニメの休止の理由について言及したという報道は確認できていません。

インターネット上では、制作の都合や原作の進み具合などを理由として推測する声もありますが、いずれも公式に発表されたものではありません。現時点で確かなのは、「新作の放送を一時的に休み、2027年1月に再開する予定である」ということです。

ここで押さえておきたいのは、今回の発表が「放送終了」ではなく「一時休止」であるという点です。休止期間中も、火曜日と金曜日の「めざましテレビ」の中で、これまでどおり『ちいかわ』は放送されます。朝の『ちいかわ』がなくなるわけではないので、安心してください。

再開の具体的な日付は未発表

新作アニメの再開は「2027年1月予定」と発表されています。具体的な日付は、今後の発表を待ちましょう。

リバイバル放送は12月25日で終わる予定です。最新情報は、アニメ『ちいかわ』の公式サイトや公式SNS、「めざましテレビ」の公式サイトで確認するのが確実です。再開日が分かり次第、この記事にも追記します。

リバイバル放送のスケジュール

リバイバル放送は、2026年10月2日から12月25日まで、合計25回の放送が予定されています。カレンダーで火曜日と金曜日を数えると、10月が9回、11月が8回、12月が8回で、ちょうど25回になります。

今回のリバイバル放送は、映画などで最近『ちいかわ』に触れた人や、これまでのファンが手軽に楽しめる機会として実施されるとコミックナタリーは伝えています。映画から入った新しいファンにとっては、アニメの人気エピソードをまとめて見られるよい機会です。

10月2日:第6話「ともだち/ドラ焼き」

リバイバル放送の初回となる10月2日(金)には、初期の人気エピソードである第6話「ともだち/ドラ焼き」が放送されます。

『ちいかわ』のアニメは、1回あたり1分ほどの短い作品です。第6話は、2022年4月に放送が始まって間もないころのエピソードです。初期のちいかわやハチワレたちの姿を、ぜひ放送で確かめてみてください。

10月6日の週〜:「なんとかバニア」編などのシリーズ回を週替わりで

10月6日の週からは、「なんとかバニア」編をはじめとする人気の「シリーズ回」が、週替わりで放送されます。シリーズ回とは、1つの物語が数話にわたって続くエピソードのことです。

スケジュールは次のとおりです。

  • 10月6日(火):第21話を地上波で放送(午前8時から見逃し配信)
  • 10月9日(金):第22話を地上波で放送(午前8時から見逃し配信)
  • 10月9日(金)午前8時:第21話〜第23話の全3話を1本にまとめた特別動画を、1週間限定で配信

12月25日まで全25回

リバイバル放送は、12月25日(金)まで全25回が予定されています。その後、2027年1月に新作アニメの放送が再開する予定です。

地上波では「シリーズの冒頭」だけ。続きはネットで

今回のリバイバル放送で最も注意したいのが、地上波の放送とネット配信の役割分担です。オリコンによると、今回は「地上波と配信を組み合わせた新たな構成」となっています。

地上波の「めざましテレビ」では、シリーズの冒頭にあたる物語だけを、毎週火曜日と金曜日に放送します。つまり、地上波の放送だけを見ていると、シリーズの物語が最後まで放送されないことがあります。

たとえば「なんとかバニア」編は全3話ですが、地上波で放送されるのは第21話と第22話の2話だけです。最終話の第23話は、地上波では放送されません。物語の結末まで見るには、ネットで配信される特別動画を見る必要があります。

毎週金曜:シリーズ全体をまとめた特別動画を配信(めざましテレビ公式YouTube、FOD、TVer)

物語の続きを見るための方法が、毎週金曜日に配信される特別動画です(オリコン、コミックナタリー、MANTANWEB)。特別動画は、シリーズの最初から最後までを1本にまとめたもので、次の3つのサービスで配信されます。

1つ目は、「めざましテレビ」の公式YouTubeチャンネル、2つ目は、フジテレビの動画配信サービス「FOD」、3つ目は、民放公式のテレビ配信サービス「TVer」です。

オリコンによると、地上波では放送されない続きの物語も、この3つのサービスなら無料で一気に楽しめるとされています。「なんとかバニア」編の場合は、10月9日(金)の午前8時から、第21話から第23話までの全3話をまとめた特別動画が配信されます。

また、「なんとかバニア」編では、地上波で放送される各回についても、放送当日の午前8時から見逃し配信が行われます(オリコン)。朝の放送を見逃してしまった場合も、配信で見ることができます。

特別動画の配信は1週間限定。見逃さないためのポイント

特別動画の配信は、1週間限定です。配信が終わると見られなくなるため、見逃さないための工夫が必要です。

まず、配信の曜日を覚えておくことが大切です。特別動画は毎週金曜日に配信され、「なんとかバニア」編では午前8時から配信されます。金曜日の朝に「めざましテレビ」で地上波の放送を見たあと、同じ日のうちに特別動画でシリーズの続きまで見てしまうのがおすすめです。

次に、各サービスのお気に入り登録や通知の機能を使うと便利です。「めざましテレビ」の公式YouTubeチャンネルを登録して通知をオンにしておけば、新しい動画が公開されたときに知らせてもらえます。TVerでも、番組をお気に入りに登録しておくと、新しい配信を見つけやすくなります。

なお、各サービスでの配信終了の正確な日時は、それぞれの配信ページで確認してください。

過去の話をまとめて見たい人は、ABEMAの無料配信も

リバイバル放送とは別に、ABEMAには『ちいかわ』の公式無料チャンネルがあり、アニメの第1話から第362話までが無料で配信されていると、MANTANWEBやコミックナタリーが伝えています。リバイバル放送で気になったエピソードの前後の話を見返したいときにも便利です。配信の期間や内容は、ABEMAの番組ページで確認してください。

放送時間が7時38分ごろに変わる(10月2日から)

リバイバル放送の開始にあわせて、放送時間も少し変わります。コミックナタリーによると、これまで「めざましテレビ」の中で毎週火曜日と金曜日の午前7時36分ごろから放送されていた『ちいかわ』は、10月2日(金)から午前7時38分ごろからの放送になります。

変更は約2分とわずかですが、朝の支度をしながら時間を決めて見ている方や、録画予約をしている方は注意が必要です。「めざましテレビ」は生放送の情報番組なので、ニュースの状況などによって放送時間が前後することもあります。確実に見たい場合は、少し早めにチャンネルを合わせておくか、放送当日の午前8時から始まる見逃し配信を利用するとよいでしょう。

「めざましじゃんけん」の新企画「ちいかわチャンス」(10月5日から)

リバイバル放送とあわせて、「めざましテレビ」の人気コーナー「めざましじゃんけん」に、新企画「ちいかわチャンス」が登場します。オリコンによると、10月5日から始まるこの企画では、応募者の中から毎月抽選でちいかわのグッズがプレゼントされます。

「めざましじゃんけん」は、番組の中で視聴者がテレビの画面を通じてじゃんけんに参加し、勝つとプレゼントに応募できる人気コーナーです。今回の「ちいかわチャンス」で、どのようなグッズが用意されるのか、応募の具体的な方法や条件は、番組の公式サイトなどで確認してください。MANTANWEBによると、プレゼントの内容は月替わりになります。

リバイバルで最初に放送されるシリーズ回が「なんとかバニア」編

2026年10月2日から12月25日まで、フジテレビ「めざましテレビ」の中で『ちいかわ』のリバイバル放送が行われます。全25回の予定で、10月2日の初回には第6話が放送され、10月6日の週からは人気の「シリーズ回」が週替わりで放送されます。その最初のシリーズとして選ばれたのが、「なんとかバニア」編です(オリコン、コミックナタリー)。

オリコンは、今回のリバイバル放送を「反響の大きかった物語」をもう一度放送するものと伝えています。「なんとかバニア」編は、かわいいキャラクターたちの日常を描く一方で、ちいかわの世界の不思議さや怖さも感じさせる物語です。

第21〜23話の3話構成(地上波は第21・22話、ネットでは第23話まで配信)

「なんとかバニア」編は、アニメの第21話から第23話までの3話で構成されています。各話のタイトルは、第21話「なんとかバニア(1)」、第22話「なんとかバニア(2)」、第23話「なんとかバニア(3)/ケチャップパスタ」です。第23話は、「なんとかバニア」の完結編と、別の短いエピソード「ケチャップパスタ」を組み合わせた構成になっています。WEBザテレビジョンによると、初回の放送日は第22話が2022年8月26日、第23話が2022年9月2日でした。

今回のリバイバル放送では、地上波とネット配信で役割が分かれています。オリコンやコミックナタリーによると、スケジュールは次のとおりです。

  • 10月6日(火):第21話を地上波で放送(当日午前8時から見逃し配信)
  • 10月9日(金):第22話を地上波で放送(当日午前8時から見逃し配信)
  • 10月9日(金)午前8時:第21〜23話の全3話を1本にまとめた特別動画を、「めざましテレビ」公式YouTubeチャンネル、FOD、TVerで1週間限定配信

注意したいのは、完結編の第23話が地上波では放送されないという点です。地上波の放送だけを見ていると、物語の途中で終わってしまいます。結末まで見たい場合は、10月9日から1週間限定で配信される特別動画を見る必要があります。

あらすじ(結末には触れません)

ここからは、物語の内容に触れます。

「なんとかバニア」は、ちいかわの世界に登場する、手のひらサイズの小さな人形です。ファンが編集するピクシブ百科事典によると、物語は、ちいかわたちにそっくりな姿をした「なんとかバニア」を買ったハチワレが、ちいかわにプレゼントしに行くところから始まります。ちいかわはとても喜び、うさぎにも渡しに行きます。

ところが、その後、ちいかわたちの身に不思議な出来事が起こり始めます。同じくピクシブ百科事典によると、物語には「魔女」が登場し、ちいかわたちとなんとかバニアの間で、思いもよらない事態が起こります。ちいかわたちが元の姿に戻れるのかどうかが、物語の大きな見どころです。

結末については、ぜひ特別動画で確かめてみてください。ピクシブ百科事典によると、原作の漫画では2020年6月26日に投稿された回から始まる全5話のエピソードで、アニメでは3話にまとめられています。同百科事典は、このエピソードを、ちいかわの物語が持つ「ダークファンタジー」の世界観をほのめかし、ファンを引き付けるきっかけになった物語の一つと紹介しています。

あらすじは、結末に触れない範囲で紹介しています。

第6話「ともだち/ドラ焼き」はどんな話?

リバイバル放送の初回となる10月2日(金)に放送されるのが、第6話「ともだち/ドラ焼き」です。2022年4月にアニメの放送が始まって間もない、初期のエピソードです。

アニメ『ちいかわ』の公式Xは、2025年春に第6話を再放送した際、「ハチワレ、ちいかわの友達のうさぎに出会う」「どら焼きの中身に大笑い!」と紹介していました。ちいかわ、ハチワレ、うさぎの3人は作品の中心となる仲良しトリオですが、第6話はハチワレがうさぎと出会う場面を描いた回です。

後半の「ドラ焼き」は、公式Xの紹介によると、どら焼きの中身に大笑いするお話です。初期のエピソードらしい、ほのぼのとした雰囲気を楽しめる回で、映画などをきっかけに最近『ちいかわ』を知った方にも、キャラクターたちの関係を知る入り口としておすすめです。

実は、第6話がもう一度放送されるのは今回が初めてではありません。コミックナタリーによると、『ちいかわ』は2025年4月から、新シリーズの準備のために通常の放送を休み、リバイバル放送を行っていました(新シリーズは7月15日から放送再開、アニメイトタイムズ)。このときにも第6話が放送され、公式Xによると1週間限定で見逃し配信が行われています。

ほかにどのシリーズ回が放送される?

2週目以降のラインナップは未発表(発表され次第追記)

10月6日の週の「なんとかバニア」編に続いて、どのシリーズ回が放送されるのかは、2026年9月25日時点では発表されていません。オリコンによると、発表では「“なんとかバニア”編をはじめとする人気の“シリーズ回”を週替わりでお届け」とされており、12月25日まで、週替わりでさまざまなシリーズ回が放送される予定です。

リバイバル放送は全25回で、10月2日の第6話を除くと、残りの24回で複数のシリーズ回が放送されることになります。1週につき火曜日と金曜日の2回の放送があるため、おおむね12週分のシリーズ回が放送される計算です。ただし、シリーズごとの話数はそれぞれ異なるため、実際に何本のシリーズが放送されるのかは分かりません。

放送されるシリーズ回の情報は、アニメ『ちいかわ』の公式サイトや公式X、「めざましテレビ」の公式サイトで確認できます。発表され次第、この記事にも追記します。

「シリーズ回」とは? ちいかわの数話完結エピソード

アニメ『ちいかわ』は、1回の放送が1分ほどの短い作品です。多くの回は、1回の放送で完結する短いエピソードで構成されています。1話の中に、「ともだち」と「ドラ焼き」のように、2つの短いエピソードが入っている回もあります。

一方で、1つの物語が数回の放送にわたって続くエピソードもあります。今回のリバイバル放送の発表では、こうしたエピソードを「シリーズ回」と呼んでいます。「なんとかバニア」編のように、「(1)」「(2)」「(3)」と番号が付いたタイトルで放送されるのが特徴です。

シリーズ回は、放送当時は火曜日と金曜日に少しずつ物語が進んでいきました。そのため、途中の回を見逃すと話の流れが分からなくなることもありました。今回のリバイバル放送では、毎週金曜日にシリーズの最初から最後までを1本にまとめた特別動画が配信されるため、シリーズ回を一気に見られるのが大きな魅力です。

原作の漫画は、作者のナガノさんがXに投稿する形で連載されており、1つの物語が何回かの投稿にわたって続くこともあります。今回のリバイバル放送は、原作やアニメを追ってきたファンにとっても、映画などで最近ちいかわを知った方にとっても、人気の物語をまとめて楽しめる機会になりそうです。

『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』は興収165.2億円、動員1133万人

『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』は、2026年7月24日に公開された『ちいかわ』の劇場版アニメです。オリコンによると、興行収入は165.2億円を突破しています。オリコンとMANTANWEBによると、公開から62日間で観客動員は1133万人に達しました。

MANTANWEBによると、映画は、原作者のナガノさんが劇場版のために書き下ろした長編「セイレーン編」をアニメ化したものです。ナガノさんが脚本も担当し、監督は「ウマ娘 プリティーダービー」シリーズなどを手がけた及川啓さん、アニメーション制作はCypic(サイピク)です。映画.comによると、上映時間は99分です。

物語は、「特別な島へご招待」という怪しげなチラシをきっかけに、ちいかわたちが島に渡るところから始まります。チラシには「島でのカンタンな討伐で、100倍の報酬をもらおう」「限定島ラーメンに限定スイーツ、甘いもの辛いもの全部実質無料」と書かれており、怪しく思いながらも報酬につられて島へ渡った一同が、忘れられない夏を過ごすというストーリーです(MANTANWEB)。

2026年公開作品で1位、歴代の興行収入ランキングで15位

映画.comによると、『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』は公開から59日間(9月20日まで)で興行収入158.4億円、観客動員1085.7万人を記録し、2026年に公開された映画の興行ランキングで1位になっています。その後も記録を伸ばし、165.2億円を突破しています。

MANTANWEBによると、この成績で、日本で公開された映画の歴代興行収入ランキング(興行通信社調べ)で15位に入りました。2009年に公開されたジェームズ・キャメロン監督の『アバター』を上回ったことになります。Xに投稿される漫画から生まれた作品の映画が、歴代の大ヒット映画に肩を並べる成績を残したことは、『ちいかわ』の人気の大きさを示しています。

映画.comは、SNSで「物語のテーマが奥深い」「様々な視点から楽しめるから何度でも観たい」「音楽の迫力が凄い」といった声が上がり、大きな話題になっていると伝えています。

上映はいつまで?(未定)

上映スケジュールは映画館によって異なるため、見に行きたい方は、最寄りの映画館の公式サイトで上映予定を確認してください。

フジテレビ社長が語った「ちいかわ」

フジテレビの清水賢治社長は、2026年9月25日に東京・台場の同局で行われた定例社長会見で、『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』のヒットについて語りました。フジテレビは、2022年4月から朝の情報番組「めざましテレビ」の中でテレビアニメ『ちいかわ』を放送しています。

「原作者のナガノさんが本当に天才」

スポーツニッポンによると、清水社長は「ちいかわはまず原作者のナガノさんが素晴らしいですよね。本当に天才だと思う。ナガノさん、それを見出した方々に感謝です」と語りました。

そのうえで、フジテレビの役割について、「我々の方でもアニメ化の打診をして、それを多くの方に見ていただいた。我々も少しは貢献できたのかな」と振り返っています。テレビアニメの放送局の社長として、作品の魅力はあくまで原作者の力にあるとしながら、アニメ化によって作品の広がりに貢献できたという思いを表した形です。

「ちいさくてかわいいだけじゃない」「大人になると見え方が変わる」

清水社長は、映画がヒットした理由についても分析しています。スポーツニッポンによると、清水社長は「ちいさくてかわいいだけじゃないところですよね。ナガノさんの独特の世界観なんです」と話しました。

さらに、「特に今回の映画なんて子供がわかるのかなって。大人になると見え方が変わると思う」とも語っています。かわいいキャラクターが登場する作品でありながら、大人だからこそ感じ取れるテーマがあることが、幅広い世代に支持される理由だという見方です。

同じ会見で清水社長は、同局のドラマを映画化した『踊る大捜査線 N.E.W. メトロポリスを駆け抜けろ!』の好調な滑り出しにも触れました。フジテレビにとって、アニメと実写の両方で映画のヒットが重なる形となっています。

ちいかわが大人にも人気の理由

かわいい見た目と、シビアな世界観のギャップ

『ちいかわ』は、イラストレーターのナガノさんが2020年からX(旧Twitter)に投稿している漫画です。正式なタイトルは「ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ」です。MANTANWEBによると、Xのフォロワーは535万人を突破しており、「小さく可愛いキャラクターたちとシビアな世界観のギャップ」が人気を集めています。

作品の最大の特徴は、キャラクターのかわいらしさと、物語の世界の厳しさとのギャップです。ちいかわやハチワレ、うさぎといったキャラクターは、見た目は小さくて丸く、とてもかわいらしい姿をしています。一方で、彼らが暮らす世界では、「討伐」と呼ばれる危険な仕事でお金を稼いだり、「草むしり検定」のような資格試験に挑んだりと、社会の厳しさを思わせる出来事が次々に起こります。

働くことの大変さや、努力が報われないもどかしさ、友達を思いやる気持ちといったテーマは、大人の読者の心にも響きます。かわいい絵柄の中に描かれるこうした現実的なテーマが、子どもから大人まで幅広い層に支持される理由の一つといえそうです。清水社長の「大人になると見え方が変わる」という言葉も、この二面性を指していると考えられます。

日本キャラクター大賞のグランプリ、日経トレンディのヒット商品2位

『ちいかわ』の人気は、さまざまな賞やランキングでも示されています。

キャラクターやライセンスビジネスの業界のアワード「日本キャラクター大賞」では、『ちいかわ』が2022年にグランプリを受賞しました。その後、2024年、2025年、2026年と3年連続でグランプリに輝き、MANTANWEBによると、グランプリの受賞は4度目です。宣伝会議のAdverTimesによると、3年連続のグランプリは同賞で初めてのことで、過去にグランプリを受賞した「ポケットモンスター」や「ONE PIECE」も成し遂げていない記録です。審査会では、『ちいかわ』の「殿堂入り」も決まりました。

また、雑誌『日経トレンディ』が選ぶ「2022年ヒット商品ベスト30」では、『ちいかわ』が「Yakult1000」に次ぐ2位に選ばれました(オリコン)。テレビアニメが始まった2022年に、ヒット商品の上位に入ったことになります。

  • 日本キャラクター大賞 グランプリ:2022年、2024年、2025年、2026年(史上初の3年連続で殿堂入り)
  • 日経トレンディ「2022年ヒット商品ベスト30」:2位
  • 『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』:興行収入165.2億円、歴代15位(2026年9月時点)

アニメ「ちいかわ」のこれまで

2022年4月に「めざましテレビ」の中で放送開始

テレビアニメ『ちいかわ』は、2022年4月にフジテレビの朝の情報番組「めざましテレビ」の中で放送が始まりました。放送は毎週火曜日と金曜日で、1回あたり1分程度の短いアニメです。朝の支度をしながら気軽に見られる短さも、多くの人に親しまれた理由の一つです。

アニメは、原作の漫画のエピソードを映像化しています。放送された回は、「めざましテレビ」の公式YouTubeチャンネルやTVer、FODでも見逃し配信されています。

放送開始から4年あまりの間には、放送の休止をはさんだ時期もありました。2025年4月からは、新シリーズの準備のために通常の放送を休み、過去の人気エピソードを放送するリバイバル放送が行われました。その後、2025年7月15日から新シリーズの放送が始まっています(コミックナタリー、アニメイトタイムズ)。

新作の一時休止と、2027年1月の再開予定

映画が大ヒットする中、フジテレビは2026年9月25日、テレビアニメ『ちいかわ』の新作の放送を10月2日から一時休止すると発表しました。休止期間中は、反響の大きかったエピソードをもう一度放送するリバイバル放送が、12月25日まで全25回行われます。新作アニメの放送は、2027年1月に再開する予定です。

今回の休止の理由は、発表では説明されていません。2025年のリバイバル放送のときには「新シリーズの準備のため」と説明されていましたが、今回も同じ理由なのかどうかは分かっていません。発表では、リバイバル放送について、映画などで最近『ちいかわ』に触れた人や、これまでのファンが手軽に楽しめる機会として実施するとされています。

リバイバル放送では、地上波の放送とネット配信を組み合わせた新しい形が取られます。地上波ではシリーズの冒頭の回だけを放送し、毎週金曜日にはシリーズの最初から最後までをまとめた特別動画を、「めざましテレビ」の公式YouTubeチャンネル、FOD、TVerで1週間限定で配信します。映画で『ちいかわ』を好きになった方にとっては、アニメの人気エピソードをまとめて見る良い機会になりそうです。

まとめ

  • アニメ「ちいかわ」の新作は10月2日から一時休止し、2027年1月に再開する予定です。休止中は「めざましテレビ」で過去のエピソードのリバイバル放送が続きます。
  • リバイバルの最初のシリーズ回は、人気の「なんとかバニア」編です。地上波ではシリーズの冒頭が放送され、続きはネットの配信で見られます。
  • 『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』は興行収入165.2億円の大ヒットとなり、ちいかわが子どもから大人まで幅広く愛されていることを示しました。

参考・出典