マクドナルドのマスコットが「ドナルド」から「ロナルド」に変わったと話題になり、あわせて「ロナルド・マクドナルド・ハウス」という名前も目にした方が多いと思います。「ハウスって何をしている場所なの?」「名前が変わると、寄付や『青いマックの日』はどうなるの?」「実際に使うなら、お金はかかるの?」と気になって、検索した方もいるのではないでしょうか。
この記事では、財団(公益財団法人ロナルド・マクドナルド・ハウス・ジャパン)の公式サイトとプレスリリース、日本マクドナルドのニュースリリースと公式サイトをもとに、ハウスの基本、10月1日に変わったこと、変わらないこと、寄付と「青いマックの日」への影響、利用の流れを整理します。確認できなかったことは「未確認」と明記します。キャラクターの名称変更については、ドナルドがロナルドに改名した理由は?にまとめています。
ロナルド・マクドナルド・ハウスとは
病気と向き合う子どもと家族のための滞在施設
「ロナルド・マクドナルド・ハウス」は、病気と向き合う子どもと、そのご家族のための滞在施設です。日本マクドナルドの公式サイトは、自宅から遠く離れた病院に入院・通院している子どもとご家族のための「第二のわが家」をコンセプトに、高度小児医療を提供する病院の近くに設置され、無償で利用できる、と紹介しています。
財団の公式サイトによると、ハウスには、自炊ができるキッチン、リビング、ダイニング、ランドリー、プレイルームがあり、プライバシーを守れるベッドルームも用意されています。運営は、100%寄付・募金・ボランティアで成り立っています(財団のプレスリリース)。
1974年フィラデルフィア発祥、日本は12カ所
財団の公式サイトによると、世界初のハウスは、1974年にアメリカのフィラデルフィアで誕生しました。日本マクドナルドの公式サイトは、2026年10月時点で、日本には12カ所のハウスがあると書いています。財団のプレスリリースによると、世界では約390の施設が運営されています。
日本のハウスは、さっぽろ、せんだい、とちぎ、せたがや、ふちゅう、東大、さいたま、にいがた、なごや、おおさか健都、神戸、ふくおかの12カ所です(財団の公式サイト)。病院内には、「ファミリールーム」もあります。日本マクドナルドの公式サイトによると、日本初のファミリールームは、2023年12月に、東京都府中市の榊原記念病院内にオープンしました。財団のお知らせでは、ファミリールームは2カ所です。
日本第1号は2001年開設の「せたがや」
財団のプレスリリースによると、日本第1号のハウスは、2001年に開設された「せたがやハウス」で、国立成育医療研究センターに隣接しています。2026年3月には、累計の利用家族数が、のべ10万家族を突破したと、財団が発表しています。
財団の公式サイトには、せたがやハウスについて、大規模改修のため一時閉館するというお知らせ(8月28日付)が出ており、ハウス一覧では「改修期間中は仮事務所」と案内されています。詳しい期間や、利用の扱いは、財団の公式サイトで確認してください。
10月1日に変わったこと
法人名・ブランド名
10月1日から、財団の法人名とブランド名が変わりました。財団の公式お知らせによると、旧法人名は「公益財団法人ドナルド・マクドナルド・ハウス・チャリティーズ・ジャパン」、新法人名は「公益財団法人 ロナルド・マクドナルド・ハウス・ジャパン」です。ブランド名も、「ドナルド・マクドナルド・ハウス」から「ロナルド・マクドナルド・ハウス」になりました。
日本マクドナルドのニュースリリース(9月30日付)にも、同じ内容が書かれています。財団のプレスリリースは、変更の理由を、「グローバルブランド(世界共有の活動)として“家族を支える存在であること”をより明確に伝えるため」と説明しています。日本独自の名称から、世界共通の名称に統一したものです。
ロゴ、タグライン、ステートメント
ロゴも新しくなりました。プレスリリースによると、「病気と向き合う子どもとそのご家族を全ての中心に据える」という理念のもと、「家族を支えるハウス」を、家の形とハートで表した、シンプルで現代的なデザインです。
新しいタグラインは、「Family Stays ― 大切なのは、家族がいっしょにいること」です。患児とご家族が離れ離れにならず、「家族がいっしょにいること」こそが、病気と向き合う大きな力になるという思いが込められています。ステートメントも、新しく策定されました。
節目(創立50周年・25周年)との関係
財団は、2024年に世界第1号ハウス誕生から50周年を迎えたことを契機に、2025年から世界各国で、段階的にブランドのリニューアルを進めてきました。日本では、国内第1号ハウス開設から25周年という節目の2026年に、リニューアルを実施した、と説明しています(プレスリリース)。
変わらないこと
「使命は何ら変わらない」という公式の説明
財団は、お知らせの中で、「名称やロゴは変わりますが、病気と向き合う子どもたちとそのご家族に寄り添い、安心して過ごせる環境を提供するという使命は、これまでと何ら変わるものではありません」と明記しています。
プレスリリースによると、理事長の岩中督さんは、付き添う家族を支えることの重要性に触れ、「名称やロゴが新しくなっても、社会全体で患児家族と小児医療を支えていきたいという想いは、これからも変わりません」と述べています。
利用料は無償(2026年4月から)
財団のプレスリリースによると、2026年4月1日から、全ハウスの利用料が、従来の1人1日1,000円から無償化されました。ただし、従来から利用料と一緒に負担していた、リネン・ランドリー代などの実費は、4月1日以降も負担する、と書かれています。
10月1日の発表では、無償化の効果の調査結果も公表されました。2026年7月18日から8月31日まで、195組の家族を対象に行われ、有効回答は191組でした。結果として、無償化後の1滞在あたりの負担額は平均で約2割減り、99.5%が経済的負担の軽減を実感したと回答しています。この調査は、財団が実施したものです。
また、財団は、付き添い家族の三大ニーズが「食事・睡眠・心のケア」だとして、ボランティアによる食事提供プログラム(ミールプログラム)を強化し、将来的には、すべてのハウスで平日に毎日1食を提供することを目指す、と発表しています。2028年までに全ハウスでの導入を目指すとされています。
寄付・募金・「青いマックの日」への影響
募金先の表記が新名称に
日本マクドナルドのニュースリリースには、「青いマックの日」などの募金が、ハウスを運営する「公益財団法人ロナルド・マクドナルド・ハウス・ジャパン」に寄付される、と書かれています。名称が変わっただけで、運営している財団は同じです。
日本マクドナルドの公式サイトは、店頭の募金箱、モバイルオーダーでのクレジットカード決済時の募金、PayPay募金、募金付きセットなどを紹介しています。同サイトには、2025年の店頭募金などの総額が、165,460,338円と記載されています。
「青いマックの日」の日程と2026年の企画
日本マクドナルドのニュースリリースによると、2026年の「青いマックの日」は、10月18日(日)に開催されます。5年目の開催で、特別サポーターとして、HANAが起用されました。
2026年の主な企画は、リリースによると、次のとおりです。
- 募金付きセット「BLOOM SET」:メンバーそれぞれのお気に入りメニューを組み合わせたセットで、10月1日から31日まで、セルフオーダー端末、モバイルオーダー、マックデリバリーで販売されます。
- 「#青いマックの日ダンス」:TikTokへの投稿1件につき、50円が、日本マクドナルドから財団に寄付されます。上限に達した時点で終了します。
- 「#青いリアタイマクパ」:10月13日(火)19時から、YouTubeとTikTokでライブ配信されます。
日本マクドナルドの公式サイトの支援ページには、「青いマックの日」に、ハッピーセット1つのご購入につき50円を寄付する、という記述があります。このページの記述が、2026年のものかどうかは、私が確認した範囲では、はっきりしません。仕組みは年によって変わる場合があるため、最新の情報は、公式サイトで確認してください。
利用するときの流れ
財団の公式サイトの「ご利用方法」によると、ハウスを利用する際の流れは、次のとおりです。
- 病院の予約を確定します。
- ハウスの予約に必要な情報(診察券番号、診療科、主治医の名前、受診・入院のスケジュール、利用期間、利用者の名前と関係、住所、連絡先など)を準備します。
- 利用したいハウスに、電話で予約します。受付時間は、ハウスによって異なります。
- ハウスから、予約の回答があります。回答は先着順ではなく、原則として、入院の場合は7日前、外来の場合は3日前に決定して連絡が来ます。
ハウスによって異なる点もあり、発熱などがある場合は、利用できないことがあると、案内されています。利用を検討する場合は、治療を受けている病院や、財団の公式サイトで、案内を確認してください。各ハウスの空き状況や設備の詳細も、公式の情報で確認してください。
まとめ
「ロナルド・マクドナルド・ハウス」は、病気と向き合う子どもと家族のための滞在施設で、1974年にアメリカのフィラデルフィアで生まれ、日本では全国12カ所にあります。日本第1号は、2001年に開設された「せたがや」で、2026年に25周年を迎えました。10月1日から、財団の法人名は「公益財団法人 ロナルド・マクドナルド・ハウス・ジャパン」に、ブランド名は「ロナルド・マクドナルド・ハウス」に変わり、新しいロゴとタグラインも発表されました。
使命は変わらないと、財団は明記しています。募金先は、新しい名称で表記されますが、運営する財団は同じです。2026年4月から、利用料は無償化されています。確認できたことと、できていないことを、次の表に整理します。
| 項目 | 確認状況 | 出典・備考 |
|---|---|---|
| ハウスは、病気と向き合う子どもと家族のための滞在施設 | 確認できた | 財団の公式サイト、日本マクドナルド公式 |
| 1974年フィラデルフィア発祥、日本は12カ所 | 確認できた | 財団の公式サイト、日本マクドナルド公式 |
| 日本第1号は2001年開設(せたがや) | 確認できた | 財団のプレスリリース |
| 10月1日の法人名・ブランド名・ロゴの変更 | 確認できた | 財団のお知らせ、日本マクドナルドのリリース |
| 変更の理由(グローバルブランドとして世界共通の名称へ) | 確認できた | 財団のプレスリリース |
| 使命は変わらない | 確認できた | 財団のお知らせ |
| 2026年4月から利用料を無償化(従来は1人1日1,000円) | 確認できた | 財団のプレスリリース |
| リネン・ランドリー代等の実費は負担 | 確認できた | 財団のプレスリリース |
| 青いマックの日(10月18日、BLOOM SETは10月1日〜31日) | 確認できた | 日本マクドナルドのリリース |
| 青いマックの日の「ハッピーセット1つにつき50円」 | 年度は未確認 | 公式サイトの支援ページの記述 |
| 利用の流れ(病院予約→ハウスに電話予約→回答) | 確認できた | 財団の公式サイト |
| せたがやハウスの改修期間と利用の扱い | 未確認 | 財団の公式サイトで確認 |
ハウスの利用や寄付の詳細は、日本マクドナルドと財団の公式サイトで確認できます。名前が変わっても、子どもと家族を支える活動が続く、と財団は説明しています。