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WEST.の12年をふり返る|4人でのデビュー発表から7人へ、「ええじゃないか」から活動終了まで


2026年9月30日、7人組グループのWEST.がグループとしての活動を終えます。活動終了の発表をきっかけに、「WEST.ってどんなグループだったんだろう」「どんな歩みをたどってきたの?」と気になった方も多いのではないでしょうか。

WEST.は、関西のジャニーズJr.として活動してきたメンバーで結成されたグループです。実は、デビューが発表された当初のメンバーは4人でした。そこから7人でのデビューが決まるまでには、メンバー自身が動いたという印象的なエピソードがあります。そして2014年のCDデビューから、念願の東京ドーム公演、グループ名の変更、10周年を経て、12年あまりの活動に区切りをつけることになりました。

この記事では、WEST.の歩みを、デビュー前の出来事から活動終了まで時系列でたどります。公式発表や当時の報道をもとに、グループの歴史を一つずつ振り返っていきます。

WEST.とは

重岡大毅・桐山照史・中間淳太・神山智洋・藤井流星・濵田崇裕・小瀧望の7人組

WEST.は、STARTO ENTERTAINMENTに所属する7人組の男性アイドルグループです。メンバーは、重岡大毅さん、桐山照史さん、中間淳太さん、神山智洋さん、藤井流星さん、濵田崇裕さん、小瀧望さんの7人です。

2014年4月23日にシングル「ええじゃないか」でCDデビューし、2023年10月までは「ジャニーズWEST」というグループ名で活動していました。グループとしての活動に加えて、メンバーそれぞれがドラマや映画、バラエティー番組などに出演し、幅広い分野で活躍してきました。

2026年9月24日には、同年9月30日をもってグループとしての活動を終えることが発表されています。7人全員が10月1日以降もSTARTO ENTERTAINMENTに所属し、それぞれ個人として活動を続けていく予定です。

関西出身のメンバーでつくったグループ

7人はいずれも関西ジャニーズJr.として活動してきたメンバーです。関西ジャニーズJr.出身者で構成するグループのデビューは、関ジャニ∞以来10年ぶりでした。

グループの活動にも、関西への思いは表れていました。初めてのドーム公演も、初めてのドームツアーの初日も、会場は地元・大阪の京セラドーム大阪です。初のドームツアーには「TO BE KANSAI COLOR -翔べ関西から-」というタイトルが付けられていました。

【深掘り】最初は4人でのデビューだった

2013年から2014年にかけての年越しライブで発表されたのは4人

WEST.の歴史を語るうえで欠かせないのが、デビューが決まったときのエピソードです。

2013年12月31日から2014年1月1日にかけて開催された「ジャニーズカウントダウン2013-2014」で、関西ジャニーズJr.からの新グループのデビューが発表されました。このとき名前が呼ばれたのは、重岡大毅さん、桐山照史さん、中間淳太さん、小瀧望さんの4人でした。

日本語版ウィキペディアによると、当初のグループ名は「ジャニーズWEST4」でしたが、その後「語呂が悪い」という理由で「ジャニーズWEST」に変更されています。デビュー発表の時点では、グループは確かに4人組として動き出していたのです。

4人の強い希望で、残りの3人が加わる

ところが、4人はこのまま4人でデビューすることを選びませんでした。

共同通信の報道によると、年が明けてすぐに行われた関西ジャニーズJr.のコンサートで、4人は濵田崇裕さん、藤井流星さん、神山智洋さんの3人の姿を見て、「やはりお互いを輝かせるのはこのグループしかない」と考えたといいます。そして4人は、当時の事務所社長に直談判し、7人でのデビューが認められました。

桐山照史さんは当時、「ユニット名の『ジャニーズ』は僕たちで付けたし、7人にしたのも僕たちから言いました」と語っています。デビューが決まったメンバーが、自分たちから仲間を加えてほしいと申し出る。WEST.は、メンバー自身の強い意思によって7人になったグループでした。

2026年9月の活動終了にあたって、多くのファンがこのエピソードを思い出しています。7人がそろうまでの経緯を知ると、7人での活動に区切りをつけるという今回の決断の重みも、また違って感じられるかもしれません。

2014年2月5日、日生劇場の初めての舞台で7人のデビューを発表

7人でのデビューが発表されたのは、2014年2月5日のことです。舞台は、東京・日生劇場で行われたグループ初の舞台「なにわ侍 ハローTOKYO!!」の初日でした。

この場で、藤井さん、神山さん、濵田さんの3人が加わり、7人組としてデビューすることが明らかにされました。報道によると、藤井さんは当時、集まった記者の数に「半端無く驚いています」と語りつつ、「7人でよかった」とコメントしています。

年越しライブでの4人の発表から約1か月。わずかな期間で、グループの形は大きく変わったことになります。

藤井流星さんが振り返る「デビュー日は休みでした」

このデビューまでの道のりについて、藤井流星さんは2026年9月24日の会員向けブログで、次のように振り返っています。日テレNEWS NNNが報じた内容です。

「始まりは、カウントダウンライブでの4人でのデビュー発表。僕は実家で見てました。そこから足掻いて、なんとか掴んだ7人でのデビュー。日生劇場で発表しました。そして、『ええじゃないか』でCDデビューが決まりました。よっしゃー!!ってなったのも束の間。デビュー日は休みでした。でも今は笑い話にできています」

4人の発表を実家で見ていたという藤井さんが、「足掻いて、なんとか掴んだ」と表現した7人でのデビュー。そして待ちに待ったCDデビューの日が、まさかの休みだったというエピソードを「笑い話」として語るところに、12年間の歩みがにじんでいます。藤井さんは、8月30日に小瀧望さんとともにグループを離れる意向を発表していました。その藤井さんがグループの始まりをこう振り返ったことは、多くのファンの心に残りました。

デビューから東京ドームへ

2014年4月23日「ええじゃないか」でCDデビュー

2014年4月23日、ジャニーズWESTはシングル「ええじゃないか」でCDデビューを果たしました。関西の言葉を使ったタイトルが示すとおり、明るく勢いのある楽曲で、関西出身のグループらしいスタートとなりました。

デビュー後、グループはシングルやアルバムのリリース、全国ツアーを重ねながら、着実にファンを増やしていきます。メンバーそれぞれがドラマや舞台、バラエティー番組にも活躍の場を広げ、グループの知名度も高まっていきました。

日本ゴールドディスク大賞で「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」

デビューの翌年、2015年には、第29回日本ゴールドディスク大賞で、邦楽部門の「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞しました。

日本ゴールドディスク大賞は、日本レコード協会が主催する賞で、前の年のCDなどの売り上げ実績をもとに贈られます。「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」は、その年にデビューした新人アーティストの中で、特に売り上げの実績を残したアーティストに贈られる賞です。デビュー1年目から確かな実績を残したことが、この受賞に表れています。

2016年に京セラドーム大阪で初めてのドーム公演、2022年に初めてのドームツアー

グループにとっての大きな節目が、ドームでの公演です。

初めてのドーム公演は、2016年12月24日・25日に地元・大阪の京セラドーム大阪で行われました。クリスマスの時期に開催されたこの公演は、「ジャニーズWEST 1stドーム LIVE 24(ニシ)から感謝 届けます」と名付けられています。「24(ニシ)」は、「ニ」と「シ」の語呂合わせで「西(ニシ)」を表したもので、関西出身のグループらしい遊び心のこもったタイトルでした。

新型コロナウイルスの影響で2020年に予定していた東京ドームと京セラドーム大阪での公演が中止になるなど、ドームへの道は平坦ではありませんでした。そして2022年には、初めてのドームツアー「ジャニーズWEST 1st DOME TOUR 2022 TO BE KANSAI COLOR -翔べ関西から-」が開催されました。7月1日から3日の京セラドーム大阪を皮切りに、7月30日と31日のバンテリンドーム ナゴヤ、8月10日と11日の東京ドームと、3会場7公演を回るツアーです。

なお、2016年の公演と2022年のツアーは、どちらも「初めて」と紹介されることがありますが、2016年は単独のドーム公演、2022年は複数の会場を回るドームツアーという違いがあります。

デビュー当時からの目標だった東京ドームでの単独公演

日テレNEWS NNNによると、2022年の初ドームツアーでは、デビュー当時から目標にしていたという東京ドームでの単独公演が実現しました。2022年8月10日と11日の2日間です。

東京ドームは、多くのアーティストにとって特別な意味を持つ会場です。関西から出発したグループが、デビューから8年あまりで東京ドームの舞台に立ったことは、メンバーにとってもファンにとっても大きな到達点でした。THE FIRST TIMESによると、この公演で重岡大毅さんは「あなたの心の支えになりたい」とファンに語りかけています。

ジャニーズWESTからWEST.へ

2023年10月18日に改名

2023年10月18日、ジャニーズWESTはグループ名を「WEST.」に改めました。発表は、公式YouTubeチャンネルでの生配信で行われています。

この改名は、創業者による性加害問題を受けて、事務所が「ジャニーズ」の名称を使わない方針を示したことに伴うものでした。同じ時期、「ジャニーズ」を冠していたほかのグループも名前を変えています。

新しいグループ名は、ファンからの「WESTだけは残して」という声にも応えて「WEST」を残し、最後に「.(ピリオド)」を付けたものです。一見シンプルな変更ですが、そこにはメンバーのさまざまな思いが込められていました。

名前の最後に「.(ピリオド)」をつけた意味

マイナビニュースによると、新しいグループ名の最後に付けられた「.」には「死ぬほど思いがこもっている」と語られています。

モデルプレスによると、中間淳太さんは、自分が仕事ができるのも、笑顔になれるのもWESTだからという思いを込めて、「.」を付けたと説明しました。「死ぬ前にWESTでいれてよかったって思える名前にしたかった」という思いも語られています。重岡さんは「だったらもうここで俺たちでピリオドを打とう」と決意を示し、この小さな点には「無限の可能性が詰まってる」と話しました。

さらに、グループ名にはもう一つの仕掛けがありました。中日スポーツによると、藤井流星さんは、「W」と「E」と「T」の一部分を組み合わせると、ローマ数字の「VII(7)」になると明かしています。グループ名の中に、7人のきずなが隠されていたのです。

4人で発表されたグループを、自分たちの意思で7人にしたメンバーが、新しい名前に「7」を込めた。このエピソードは、WEST.が7人であることにどれほどこだわってきたのかを物語っています。

10周年、そして活動終了へ

2024年4月23日、CDデビュー10周年

2024年4月23日、WEST.はCDデビュー10周年を迎えました。

10周年の年には、ドームツアー「WEST. DOME TOUR AWARD 10th Anniversary」が開催され、2024年8月29日から31日にかけては東京ドームで3公演が行われました。音楽ナタリーは、この公演を「俺たちの10年どうだった?」というファンへの問いかけとともに伝えています。この公演では、10年ぶりとなる大阪松竹座での公演の開催も発表されました。関西ジャニーズJr.時代に立っていた舞台に、10年の時を経て再び立つという、原点に立ち返るような発表でした。

2026年8月30日、2人が脱退の意向を発表

しかし2026年、グループは大きな転機を迎えます。8月30日、STARTO ENTERTAINMENTは、藤井流星さんと小瀧望さんから「WEST.を離れ新たな形で活動していきたい旨の申し出」があったと発表しました。

事務所は2人の意思を尊重し、決断を受け止めるとしたうえで、正式に脱退する時期は決まり次第報告するとしました。残る5人のグループとしての活動方針についても、協議中とされました。

この発表を受けて、WEST.が出演を予定していた「KAMIGATA EXPO PARK FES 2026」については、出演の見合わせと返金対応が案内されています。

2026年9月30日、グループ活動を終える

そして2026年9月24日、STARTO ENTERTAINMENTは、WEST.が9月30日をもってグループとしての活動を終えると発表しました。

発表によると、脱退の意向の発表後、残る5人と事務所は「5名での活動継続を含め、WEST.の今後の活動形態や目指す方向性について協議を重ねた」とされています。そのうえで、「5名と当社は、それぞれが今後目指す活動や方向性を踏まえ、2026年9月30日をもってWEST.としてのグループ活動を終了するとの結論に至りました」と説明されました。

藤井さんと小瀧さんの正式な脱退時期が決まる前に、グループとしての活動が終わることになります。7人全員が10月1日以降もSTARTO ENTERTAINMENTに所属し、個人として活動を続けていきます。日テレNEWS NNNによると、発表と同じ日、ファンクラブの動画で重岡大毅さんは「僕たちWEST.、2026年9月30日をもって、グループをたたむことにしました」と伝えました。発表の詳しい内容は「【WEST.活動終了】解散とは何が違う?なぜ5人で続けなかった?発表の中身と「9月30日まで」に分かっていることまとめ」でまとめています。

2014年2月の7人でのデビュー発表から、約12年8か月。WEST.は7人のまま、グループとしての歩みに区切りをつけることになりました。

まとめ|12年間で残したもの

WEST.は、関西ジャニーズJr.として活動してきた7人で結成されたグループです。2013年から2014年にかけての年越しライブで4人でのデビューが発表されましたが、その4人自身の強い希望によって、2014年2月5日に日生劇場で7人でのデビューが発表されました。

2014年4月23日に「ええじゃないか」でCDデビューし、翌2015年には第29回日本ゴールドディスク大賞で「ニュー・アーティスト・オブ・ザ・イヤー」を受賞しています。2016年12月には京セラドーム大阪で初めてのドーム公演を行い、2022年には初めてのドームツアーで、デビュー当時からの目標だった東京ドームでの単独公演を実現しました。

2023年10月18日にはグループ名を「ジャニーズWEST」から「WEST.」に変更し、最後のピリオドに強い思いを込めました。「W」「E」「T」の文字にはローマ数字の「Ⅶ」が隠されており、7人であることへのこだわりがグループ名にも刻まれています。2024年にはデビュー10周年を迎え、東京ドームでの公演も行いました。

そして2026年、藤井流星さんと小瀧望さんの脱退の意向の発表を経て、9月30日をもってグループとしての活動を終えることになりました。

WEST.が12年間で残したものは、数々の楽曲やライブの記憶だけではありません。デビューが決まった4人が、自分たちから仲間を迎え入れた始まりの物語。新しい名前に7人のきずなを込めたこだわり。そして、活動を終えるにあたって、報じられた7人の言葉にはほかのメンバーを責めるものがなく、ファンへの感謝が伝えられたこと。日テレNEWS NNNによると、重岡大毅さんは会員向けブログで「皆さんが応援してくれていたWEST.は、まぎれもなく本物だということ。最高の7人です」とつづっています。7人の言葉は「WEST.メンバー7人がブログにつづった言葉|「僕は幸せでした」「いつかまた7人で」それぞれの思いと、これから」で紹介しています。

グループとしての活動は終わりますが、7人それぞれの歩みはこれからも続いていきます。

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参考・出典