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山本柚月とは?ポジション・プレースタイル・得意なプレー解説


なでしこジャパンやWEリーグの試合で山本柚月さんを見て、「どんなタイプの選手なの?」「ポジションはどこ?」「何が得意なの?」と気になった方も多いと思います。ウイングで出ていたり、サイドバックで出ていたり、アメリカではFWとして紹介されていたりと、役割がつかみにくい選手でもあります。

この記事では、本人のインタビュー、ベレーザの選手コラム、報道など、確認できる情報をもとに、山本柚月さんのポジション、プレースタイル、得意なプレーを整理します。

山本柚月さんとは?

プロフィールの概要

山本柚月さんは、2002年9月1日生まれ、岐阜県出身の女子サッカー選手です。クラブの登録ポジションはFW、身長は165cmです(東京ヴェルディ)。日テレ・東京ヴェルディメニーナからトップチームのベレーザに昇格し、2024-25シーズンには22試合で8得点を挙げてWEリーグのMVPに選ばれました。2025年5月になでしこジャパンに初めて招集され、2026年3月にアメリカ・NWSLのデンバー・サミットFCへの完全移籍が発表されています。

大学や高校、少年時代のクラブなど、詳しい経歴は山本柚月の経歴まとめで整理しています。

デンバー・サミットFCでの近況

フットボールチャンネルによると、移籍してしばらくは出場時間が短く、なかなか結果を残せませんでした。それでも、現地時間2026年8月29日のシカゴ・スターズ戦(6-1で勝利)で、4試合ぶりに先発すると、NWSL初ゴールを含む1得点1アシストを記録しました。

続く9月6日の首位ゴッサム戦(3-0で勝利)でも先制ゴールを決め、米メディア『CBSスポーツ』の週間ベストイレブンに選ばれています。さらに9月11日のエンジェル・シティ戦(3-3の引き分け)でも同点ゴールを決め、3試合連続ゴールとなりました。最新の成績は、デンバー・サミットFCやNWSLの公式サイトで確認してください。

山本柚月さんのポジション

登録はFW、前線の複数の位置をこなす

クラブの登録ポジションはFWですが、実際の起用はさまざまです。フットボールチャンネルの2025年10月のインタビュー記事によると、ベレーザでは、楠瀬直木監督が就任した2025-26シーズンから、選手の自主性や試合中の判断がより求められるようになり、山本さんもトップ(最前線)を務めたり、右や左のウイングを務めたりと、ポジションが固定されていませんでした。ゲキサカによると、MVPに選ばれた2024-25シーズンは、主に攻撃的なウイングバックとしてプレーしていました。

守備の選手から攻撃の選手へ

ポジションの変わり方は、本人の言葉からたどれます。ベレーザの選手コラムによると、子どものころは「負けず嫌いのセンターバック」で、メニーナのセレクションもセンターバックとして受けました。最初に試合に出たのはサイドバックで、中学の終わりごろから、攻撃の選手として起用されるようになったといいます。

フットボールチャンネルのインタビュー記事では、中学生のころはサイドバックやボランチを務め、高校生になるとフォワードなど前線のポジションを始めたと紹介されています。2つの記事で時期の書き方は少し違いますが、中学から高校にかけて、守備の位置から前線へと役割が移っていったことが分かります。

なでしこジャパンでは右サイドバックにも挑戦

ゲキサカによると、2025年7月の東アジアE-1選手権では、3試合すべてに先発しました。初戦の台湾戦は左サイドハーフでしたが、2戦目の韓国戦と、7月16日の中国戦(0-0)は右サイドバックでプレーしています。ニールセン監督は「攻撃力のある選手であればSBができるんじゃないかということで試している」と説明していました。

山本さんは、中国戦の後に「サイドバックをやったことはそんなにないけど、サッカーという意味では優先順位は変わらないので。頭の中では整理して臨めていた」と話しています。前で仕掛ける場面が減ることについても、「自分はやっぱりサッカーがやりたいわけで、それにポジションは関係ないと思う。なので前向きに捉えられています」と語りました。一方で、「攻撃が求められるSBで自分の力を発揮できたかというとそうではない」とも振り返り、チームに戻って成長したいと話しています。

ベレーザの選手コラムでは、ウイングバックとしてプレーするなかで、「守備があって、初めて攻撃のプラスアルファが認められると思うから。だから守備は最低限できないといけない」とも語っています。

本人が語る「器用貧乏」への意識

いろいろなポジションをこなせることについて、本人は2025年10月のインタビューで、「チーム状況によってポジションが変わるのは本当に自分にとってはチャンスだったり、そこが強みだったりする」と前向きに話しています。

その一方で、「良いことでもありつつ、器用貧乏っていうか。決まったポジションで使われないのは、両方あるなっていうのはあるので、ここは強みですっていうところを強く持たないと、あまりいろいろやって印象に残らない選手にならないように」とも語っています。左右にこだわりはないものの、「ウイングのポジションで勝負できたら1番ベスト」だと考えています。

山本柚月さんのプレースタイル

サイドの突破とゴールメイク

本人が強みとして挙げているのは、サイドでの突破と、ゴールにつながるプレーです。2025年10月のインタビューでは、「本当はベレーザで自信をつけてきたサイドでの突破っていう、突破・ゴールメイクっていうところが強みだと思う」と話しています。E-1選手権の後にも、「前でどんどん仕掛けるところが自分の特徴でもあるし、好きなプレー」と語っていました。

クロスの量と質

報道でくり返し取り上げられている武器が、クロスです。2025年10月のフットボールチャンネルの記事によると、2025-26シーズンの10試合を終えた時点で、リーグトップの5アシストを記録し、クロスの本数も60本でリーグトップでした。本人は「(クロスは)昨シーズンから強みにしてる部分ですし、より自信を持ってプレーできていると思います」と話しています。

ただし、本人の評価は厳しめです。ベレーザの選手コラムで、クロスの数がリーグで1位だと聞かれた際には、「でも、得点に結びついていないので、自分的には恥ずかしいというか、誇らしいものではないです」と答え、「量だけじゃなくて質も高めていかなければいけない」と語っています。

負けん気と、技術の組み合わせ

プレーの根っこにあるのは、負けん気の強さです。男子チームの中で唯一の女子選手だった子どものころについて、ベレーザの選手コラムでは「とにかく負けん気、負けん気で勝負していて、相手の男子に仕事をさせないみたいな」と振り返っています。

また、自分については「スピードで一番速いかと言えばそうでもないし、ドリブルで一番抜いていけるかといえばそうでもない。その組み合わせで勝負していかないと生き残っていけない」と話しています。2025年10月のインタビューでは、アジアの強豪との対戦に向けて、「ぶつかりとか、1対1のところで勝てないとチームにリズムは出てこない」と、球際の強さも意識していました。

山本柚月さんの得意なプレー

クロスと、それを生かす切り返し・ドリブル

ベレーザの選手コラムで、本人はクロスの質を高めることについて、「それがあるからこそ切り返しとかドリブルが生きてくると思うので」と話しています。クロスが相手にとって怖いものになれば、守備の対応が変わり、切り返しやドリブルも生きてくる、という考え方です。

最初の数歩の速さ

同じコラムで、子どものころから「最初の1歩、2歩、3歩をいかに速くできるかということを意識していました」と語っています。一番足が速いわけではないと自己分析するなかで、最初の数歩で相手を外すことを大事にしてきたことが分かります。

ゴール前での仕上げ

NWSLでは、ゴール前で決める形も見せています。フットボールチャンネルによると、ゴッサム戦では右サイドからのクロスにダイレクトで合わせ、ショートバウンドの難しいボールをゴールに突き刺しました。エンジェル・シティ戦では、ペナルティエリア内でパスをワントラップし、利き足とは逆の左足でゴール左に決めています。サイドの突破だけでなく、得点でも存在感を示しています。

データで見る山本柚月さん

報道や公式発表で確認できた数字をまとめます。

  • 2024-25シーズン(WEリーグ):22試合出場、8得点、リーグMVP(東京ヴェルディ、Wikipedia)
  • 2025-26シーズン(WEリーグ、2025年10月の10試合終了時点):5アシストでリーグトップ、クロス60本でリーグトップ、1得点(フットボールチャンネル)
  • 2026年(NWSL):8月29日にNWSL初ゴール、9月6日・11日と合わせて3試合連続ゴール(フットボールチャンネル)

2025-26シーズンの序盤は、得点は少なくても、アシストとクロスでチームに貢献していました。シーズンや役割によって、ゴールとアシストのバランスは変わります。

よくある質問

ポジションはどこ?

登録はFWです。ウイングやトップのほか、ウイングバックや右サイドバックでもプレーしてきました。本人は「ウイングのポジションで勝負できたら1番ベスト」と話しています。

利き足は?

Wikipediaでは、ベレーザの選手プロフィールを出典に、右足とされています。フットボールチャンネルも、エンジェル・シティ戦のゴールを「利き足とは逆の左足」で決めたと伝えています。

今はどこのチームでプレーしている?

アメリカ・NWSLのデンバー・サミットFCです。2026年3月19日に、ベレーザからの完全移籍が発表されました。

まとめ

  • 山本柚月さんは、登録はFWで、ウイングを中心に、トップ、ウイングバック、右サイドバックもこなす選手です。
  • 子どものころはセンターバック、中学のころはサイドバックやボランチで、そこから前線の選手になりました。
  • 強みは、サイドでの突破とゴールにつながるプレー、そしてクロスです。本人は、クロスの「量だけじゃなくて質も」高めたいと話しています。
  • いろいろなポジションをこなせることを強みと感じつつ、「印象に残らない選手にならないように」と、武器を磨く意識を持っています。
  • NWSLでは2026年8月末から3試合連続ゴールを決め、ゴール前での決定力も見せています。

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参考・出典